部活の制作合宿でやったこと

部活の制作合宿が2018/09/01~03にありました.そこでやったことをここに書いておこうと思います.

1日目

戦術的DDD講座をした

speakerdeck.com

個人的に色々なサイトを見たりエリックエヴァンス本を読んでいたので,戦術的なDDDの内容をまとめました. アーキテクチャ周り多めの内容です. 擬似コードJavaっぽいなにかのようなアレですね😇

特に参考にしたのは,「現場で役立つシステム設計の原則」という本です.皆さんも是非読んで見てください.

gihyo.jp

2日目

ここからようやっと重い腰をあげて制作を始めたんですけど,自分で一から制作するの少ししんどいなぁと思い,GitHubOSSのプロダクトをforkして自分の好みのものに仕上げました.

利用したOSSは,codeskyblue/gohttpserverです.すごく良くできたファイルサーバで非常にありがたくコードを読ませてもらいました.

やったこととしては,画像ファイルのサムネイル表示を行なったりおそらく特に必要ないインデックス作成処理を削除しました. Twitterシェアボタンを導入しようとしたのですが,画像をどうやって投稿しようと悩み放置しました. 後日とりあえず画像とテキストを合わせて投稿できるようになりましたが,画像がリンクのみで表示されたりツイートが二回されたり,もう少しなんとかならんかなぁとか思ってます. シェアボタンの処理は,sallar/github-contributions-chartを参考に実装しました.画像シェア系の知見があまりないのが,なかなかつらみ.

3日目

speakerdeck.com

とりあえず発表を行い,他の人の発表を聞いて色々質問して終わりました.スライドの構築方法は古いやつなので,最新の構築方法はmitubaEX/imclを参照してください.

まとめ

DDDについていつかまとめたいと思っていたので,いい機会だったかなと思います. 制作はあまりがっつりできなかったので,今度はもう少しがっつりやろうかなと思います.

Clovaスキルの作り方 (Python編)

LINEが販売しているClovaのスキルを作成したので,その方法を記しておきます.

Clovaスキルのチャンネル作成する

clova-developers.line.me

Clova Developer Centerに行き,ログインしてもらってスキルチャンネルを作成してください.

f:id:MitubaEX:20180820235002p:plain

プロバイダーは自分のプロバイダーを選択,Extension IDは自分で適当に決めてください. あとは必要事項を入力して作成を押してください.

対話モデルの作成する

対話モデルにはインテントとスロットという二つの定義する必要があります.

  • インテント
    • サンプル発話を登録し,どういった発話を認識させるかを定義する
  • スロット
    • 実際に取得した単語の辞書を定義します.

インテントの作成する

カスタムインテントの+ボタンを押して,インテントを作成してください.

f:id:MitubaEX:20180821000756p:plain

名前は適当でいいと思います.作成したら以下の画面になると思います.

f:id:MitubaEX:20180821001014p:plain

そしてサンプル発話リストに,受け取りたい発話サンプルを入力してください.追加後は以下のような感じになると思います.今回は「たこ焼き食べたいな」の「たこ焼き」をスロット(辞書)に登録し,「たこ焼き」という単語をClovaが取得できるようにしてみます.最後に保存を押してくださいね.

f:id:MitubaEX:20180821001232p:plain

スロットの作成する

カスタムスロットの+ボタンを押して,スロットを作成してください.

f:id:MitubaEX:20180821001653p:plain

取得したい単語を入力して保存してください.今回はお好み焼きも追加しておきます.これによりたこ焼きに加えて,お好み焼きも取得できるようになります.

f:id:MitubaEX:20180821001933p:plain

インテントにスロットを適応する

サンプル発話のどこの単語を取りたいかを指定します.取りたい単語をマウスか何かしらで選択すると,以下のような画面になると思います.

f:id:MitubaEX:20180821002233p:plain

スロットの名前は適当で大丈夫です. そしてスロットタイプは先ほど作成したスロットを選択してください.

f:id:MitubaEX:20180821002757p:plain

ここまでできたら左上のビルドを押してください.ビルドには3~5分ほどかかるので,その間にプログラムを書いていきましょう.

プログラムを作成する

今回はPythonを利用します.バージョンは3.6.5です.(3系だったらおそらく大丈夫です)

ライブラリとしては以下の二つを利用します.

install

pipを利用して,installします.

pip3 install flask
pip3 install clova-cek-sdk

pip3で入らなかったら,pipでinstallしてください

コード

基本的には,起動時やインテント取得時などでハンドラを作成していきます.そして各ハンドラでは最後にメッセージを返してあげて終了です.アプリケーションIDは各自の設定したIDに置き換えてください.

from cek import Clova

# 設定
application_id = "<Your Application ID>"
clova = Clova(application_id=application_id,
              default_language="ja", debug_mode=False)

# 起動時に実行
@clova.handle.launch
def launch_request_handler(clova_request):
    return clova.response("こんにちは,たこ焼き食べたいなと言ってください")


# 終了時に実行
@clova.handle.end
def end_handler(clova_request):
    return


# インテントを取得したら実行
@clova.handle.intent("FoodsIntent")
def intent_handler(clova_request):
    # Konamonスロットタイプの単語を取得
    food_name = clova_request.slot_value('Konamon')
    return clova.response(str(food_name))



# デフォルトはこれを実行
@clova.handle.default
def default_handler(clova_request):
    return clova.response("すみません.もう一度お願いします")


from flask import Flask, request, jsonify

app = Flask(__name__)


@app.route('/', methods=['POST'])
def my_service():
    resp = clova.route(request.data, request.headers)
    resp = jsonify(resp)
    # make sure we have correct Content-Type that CEK expects
    resp.headers['Content-Type'] = 'application/json;charset-UTF-8'
    return resp


if __name__ == "__main__":
    app.run()

実行

python3 main.py

ngrokによる,外部公開

別のターミナルを開いて,以下のコマンドを実行してください. ngrokが入っていない場合は,brew cask install ngrokで入ると思います.

ngrok http 5000

## 実行結果
Session Status                online
Session Expires               7 hours, 49 minutes
Version                       2.2.8
Region                        United States (us)
Web Interface                 http://127.0.0.1:4040
Forwarding                    http://****.ngrok.io -> localhost:5000
Forwarding                    https://****.ngrok.io -> localhost:5000

この実行結果のForwardingのhttpsの方をコピーしておいてください.

アドレスをClova Developer Centerに登録する

スキルのページで基本情報の修正を選択してください.そしてサーバー設定を選択してください.

f:id:MitubaEX:20180821011338p:plain

先ほどコピーしたngrokのアドレスをサーバーのURLに貼り付けて,保存してください.

f:id:MitubaEX:20180821011506p:plain

これであとは対話モデルをテストするだけです.

対話モデルのテスト

対話モデルのウィンドウのテストを選択してください.

f:id:MitubaEX:20180821011745p:plain

さて,サンプル発話を入力して,テストを押してみましょう.

サーバーのURLが正しくできていた場合,ちゃんとレスポンスが返ってきてテスト結果に表示されたと思います.おそらく以下のような感じ.

f:id:MitubaEX:20180821012020p:plain

ついでにお好み焼きもスロットに登録しておいたので,試してみます.

f:id:MitubaEX:20180821012224p:plain

ちゃんと返ってきました.🎉

スロットに登録していない用語も試してみます.

f:id:MitubaEX:20180821012259p:plain

Noneが返ってきました.これはPython側で値を取得しようとしたけど,値がなかったことを意味します.辞書に登録してないものも取得できたら嬉しいなと思ったりしたりしなかったり.

実機テスト

実機でテストする際はスキルを作成したLINEアカウントとClovaでのLINEアカウントを同一にしておくと,「Clova,<スキル名>を起動して」で起動してくれます.実機で試す時の設定が特に必要ないのがいいところだと思いました.

サーバーを外部サーバーにデプロイする

私はherokuを利用しましたが,みなさんお好きな場所に置いてください.デプロイについては各自検索してもらえると助かります.🙇‍♂️

まとめ

今回はスキルの作成方法をざっくり説明してきました.jsでサーバーを書いている人が多い印象でしたが,今回は個人的に好きなPythonで書きました.みなさんもぜひClovaのスキルを作成してみてくださいね.😎

もっと拡張したい場合は,ライブラリの英語の公式ドキュメントを頑張って読んでもらえると助かります.

Project Euler No. 1 ~ No.10 を解いた

No.1 ~ 10までのコードをペタペタしていきます.

No.1 Multiples of 3 and 5

1000以下のxについて,x mod 5 == 0, x mod 3 == 0の数の合計を求める

check :: Int -> [Int]
check a =
  if (a `mod` 3 == 0 || a `mod` 5 == 0)
  then a : (check $ a + 1)
  else check $ a + 1

main = do
  print $ sum . takeWhile (\x -> x < 1000) $ check 1

やってることは,checkで無限リストを作成して,takeWhileで1,000以下のものを取ってくる.その後,合計を求めて終わりです.

No.2 Even Fibonacci numbers

フィボナッチから偶数を取り出して,合計を求める.

main = do
  let fibo = 0 : 1 : zipWith (\x y -> x + y) (tail fibo) fibo
  print $ sum $ filter even $ takeWhile (\x -> x < 4000000) fibo

fiboというフィボナッチの無限リストを作成し,それからtakeWhileしてsumするだけ.

No.3 Largest prime factor

600851475143の最大の素因数を求める.

factors :: Integer -> [Integer]
factors n = [x | x <- [1..n], n `mod` x == 0]

factorization :: Integer -> [Integer]
factorization 1 = []
factorization x = v : factorization (x `div` v)
  where
    v = (factors x) !! 1

main = do
  print $ factorization 600851475143

以下のブログのものを利用しました.ありがとうございます🙇‍♂️

tnomura9.exblog.jp

No.4 Largest palindrome product

100..999までの数字をかけて,回文となる数値を求める.

reverseInt :: Integer -> Integer
reverseInt x = read . reverse . show $ x

check :: Integer -> Integer
check a = if a == reverseInt a then a else 0

main = do
  let initList = [100,101..999]
  print . maximum . fmap check $ (*) <$> initList <*> initList

数字を文字列にして反転して数値化し,元の数値と比較する.等しければ,その数値を返す.あとはmaxとって終わり.

No.5 Smallest multiple

1..20までの最大公約数を求める問題.

check :: [Integer] -> Integer
check [] = 1
check (x:xs) = lcm (x) (check xs)

main = do
  print $ check [1..20]

Listを回して,lcm(最大公約数を求める関数)するだけ.

No. 6 Sum square difference

(a ^ 2 + b ^ 2... ) - (a + b ...) ^ 2 の解を求める.範囲は1..100

main = do
  let sumNum = sum [1..100]
  let a = (*) sumNum sumNum
  let b = sum $ fmap (\x -> x * x) [1..100]
  print $ a - b

aが各要素を足したあと最後に二乗した数値.そしてbが各要素を二乗していき,最後に合計を求めた数値.最後にa - bをして終わり.

No.7 10001st prime

10001番目の素数を求める.

import Data.Numbers.Primes
main = do
  print . last . take 10001 $ wheelSieve 1

素数を求める時には,Data.Numbers.Primesパッケージを利用しました.

インストールする必要があるので,stack install primesでインストールしてください.

No.8 Largest product in a series

与えられた数値の隣り合う13桁の数を取り出していき,その13個の数の積の最大を求める.

calc :: [Integer] -> Integer
calc (a:b:c:d:e:f:g:h:i:j:k:l:m:[]) = a * b * c * d * e * f * g * h * i * j * k * l * m
calc otherwise = 0

check :: [String] -> [Integer]
check xss@(a:b:c:d:e:f:g:h:i:j:k:l:m:xs) = (calc $ fmap read [a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,m]) : (check $ tail xss)
check otherwise = []

main = do
  print $ maximum $ check $ fmap (:[]) $ show 7316717653133062491922511967442657474235534919493496983520312774506326239578318016984801869478851843858615607891129494954595017379583319528532088055111254069874715852386305071569329096329522744304355766896648950445244523161731856403098711121722383113622298934233803081353362766142828064444866452387493035890729629049156044077239071381051585930796086670172427121883998797908792274921901699720888093776657273330010533678812202354218097512545405947522435258490771167055601360483958644670632441572215539753697817977846174064955149290862569321978468622482839722413756570560574902614079729686524145351004748216637048440319989000889524345065854122758866688116427171479924442928230863465674813919123162824586178664583591245665294765456828489128831426076900422421902267105562632111110937054421750694165896040807198403850962455444362981230987879927244284909188845801561660979191338754992005240636899125607176060588611646710940507754100225698315520005593572972571636269561882670428252483600823257530420752963450

なかなかゴリ押ししている感じがあったりします.まず与えられた数値をリストにして,一つずつ右にずらしていき13個ずつ取って行く. あとはそれらの最大をとって終わり.

No.9 Special Pythagorean triplet

ピタゴラスの定理が成り立つa, b, cをとり,a + b + c = 1000になるものを求める.

main = do
  print $ [z | z <- (\x y -> let c = sqrt ((x * x) + (y * y))
      in if x < y && x + y + c == 1000.0
        then Just (x,y,c)
        else Nothing) <$> [1..999] <*> [1..999], not (z == Nothing)] !! 0

ゴリ押しました.[1..999]のリストを二つ与えて,条件にあったもののみをJustに包んで返します.そしてリスト内包表記でNothingを弾きます.(多分もっといい方法ありそう)

No.10 Summation of primes

2,000,000以下の素数の合計を求める.

import Data.Numbers.Primes
main = do
  print $ sum $ takeWhile (\x -> x < 2000000) $ wheelSieve 1

特に言うことがない

まとめ

Haskellの練習がてら少しやったのですが,Haskellのすごさを色々と思い知り感動させてもらいました.また隙間時間に解いて行きます.🙇‍♂️

Bot Developers Meetup - LINE Bot開発者の勉強会 - に参加した

Flex&LIFFを使った美UIでハッカソンに優勝した話

山蔦さん

  • AngelHack Global Hackathon

    • ビジネスとして通用するものを作る必要があるハッカソン
  • 制作プロダクト

    • 国を選択して,そこから薬の推薦,薬局の推薦
    • 現在の症状を現地語に翻訳して,それを見せるだけで薬を交渉できる
  • LINE Bot Designerで楽々プロトタイピング

  • 薬剤耐性菌問題というのがあるらしい

LINEのAPIで予約システム開発

寺園さん

Androidエンジニア

過去にBotをいろいろ作成していた

  • プログラミング教室のLINE@を作成
    • LIFFのおかげでNuxtやらのWebの技術を利用できる
    • LIFFとLINEを紐づけるためにLINEのワンタイムパスワードを利用し,本人認証をする

BotにおけるUI/UX設計ノウハウ

久保さん

  • 野菜出荷情報共有Bot
  • Welcome Bot -> 新入社員のために

  • botはtransparent user experience

  • どのように設計するのか

    1. 全体像を捉える
    2. 細部に目を向ける
  • Designing Botsという本が良い

  • 二種類のbot

    1. タスク主導の会話
    2. 正確性が求められる 2.トピック主導の会話
    3. 話題性を重視
  • Dialogflowで自然言語処理

  • プロトタイピングツール

    • Flex Message Simulator
    • Botsociety
    • Cacoo
  • デブサミ関西に登壇されるらしい🎉

Bot で始めるスタートアップ 〜 IIKS の事例 〜

  • IIKS(イークス)

    • 店舗とチャットを繋げて,空席を見て安心して来店できるようにする
  • AIについて

    • AIは,動物に芸を教えるのと同じ感覚
    • 鳩がガンを判定できるようにできる
  • エンジニアはAIを使ってみよう

  • 実行プロセス

    1. IIKSとお友達になる
    2. 店舗名か位置情報を送る
    3. お店の空き情報がわかる,予約も可能
  • AIカメラは自作のアプリを動かしたスマホか,ラズパイを積んだカメラを店に設置している

  • スマートスピーカーでも可能

  • マネタイズ的にはお店の集客に繋げられる

  • golangでもline botが作れる

LIFFとLINE SDKの昨今

プロジェクトマネージャー 御代田さん

  • LINE LOGIN周りの実装など

  • 今後の目標

    • プロダクト間の一貫性を目指す
  • 現状

    • LIFFとログイン周りの親和性がよくない
    • LIFFはLIFFサーバーとLoginサーバーがあり,LoginのトークンとLIFFトークンをユーザに返却する
    • Loginのトークンと,LIFFのトークンはセキュリティ上分かれている
  • LIFF用のUIコンポーネントを提供するらしい🎉

CEKとLIFFを繋いで作る新しいUX

金谷さん

CEK -> Clova Extension Kit

  • Clovaが体重を記録してくれる🙌

  • 裏側は,lambdaやらが動いている

LIFFから設定できる、当番通知LINE BOT

西村さん

  • 掃除当番表 -> 当番表を変えるのを忘れてしまったりする

  • botをたくさん作るより,LIFFを利用してbotを気軽に作成,管理できるようにするシステムを作った方がいい感じのサービスとして運用できる🎉

全体的な感想

LIFFすごい.LINEで少し複雑なUIを気軽に表現できるようになったのは,非常にいいことだなぁと思いました.使ってみようと思いました.😆

僕がよく使うShellコマンドまとめ

個人的によく使ったShellコマンドを備忘録としてまとめておきます.

zshで動かしているため,bashだと若干動かなかったりする🙇‍♂️

合計を求める

合計を求める時は,awkを利用しています. awkコマンドは,最高に良くできるコマンドなので多用しまくりです.

## 指定したカラムの合計
❯❯❯ echo "1\n2\n3" | awk '{a += $1} END {print a}'
6

## 列ごとの合計
❯❯❯ echo "1 2 3" | awk '{for (i = 1; i <= NF; i++) a += $i} END {print a}'
6

awkコマンドについて少し解説すると,awkは渡ってきた文字列を空白区切りで分割しawk内部で$1,$2...として扱えるようにしてくれます. だからカラムの合計を求める時には,aという変数にひたすら$1を足してますね.

そしてもう一つNFというものがあると思います. これは空白区切りで分割した配列的なやつの長さだと思ってください. awk$0が分割前の元の文字列を意味するので,$1から初めて$NFまでforで回してあげています. そしてENDという文字の後に書いた処理は,最後に一回だけ呼ばれます. なので,出力は一回しかされないようにできます. 結構がっつり解説しましたがニュアンスが伝わればいいと思います.

平均を求める

## 指定したカラムの平均
❯❯❯ echo "1\n2\n3" | awk '{a += $1} END {print a/NR}'
2

## 列ごとの平均
❯❯❯ echo "1 2 3" | awk '{for (i = 1; i <= NF; i++) a += $i} END {print a/NF}'
2

NRは行数と思ってもらうといいと思います.

頻度を求める

ここから少しトリッキーな感じになっていきます.

❯❯❯ echo "1\n2\n3\n1" | awk '{a[$1]+=1} END {for (i in a) print i "," a[i]}' | sort
1,2
2,1
3,1

まずa[$1]a連想配列のように扱えます. そしてfor (i in a)とすることで,keyを取り出せます. 後は出力しておしまいです. 連想配列の指定したkeyに値が存在しなければ,その中身が0なり空文字なりに色々なってくれてすごいけど,バグ起きたらやばそうという印象です.

## 文字列連結もできる
❯❯❯ echo "1\n2\n3\n1" | awk '{a[$1]=a[$1] $1} END {for (i in a) print i "," a[i]}' | sort
1,11
2,2
3,3

## 文字列の例
❯❯❯ echo "hello\nworld\nsunday\nhello" | awk '{a[$1]=a[$1] $1} END {for (i in a) print i "," a[i]}' | sort
hello,hellohello
sunday,sunday
world,world

zip関数みたいなもの

pasteコマンドを利用します.

❯❯❯ ARR1=`seq 1 10`
❯❯❯ ARR2=`seq 21 30`
❯❯❯ paste <(echo $ARR1) <(echo $ARR2) | while read a b ; do echo $a $b ;done
1 21
2 22
3 23
4 24
5 25
6 26
7 27
8 28
9 29
10 30

## 変数に置くのがめんどくさければ以下のようにも書ける
❯❯❯ paste <(for i in `seq 1 10`;do echo $i;done) <(for i in `seq 21 30`;do echo $i;done) | while read a b ; do echo $a $b ;done
1 21
2 22
3 23
4 24
5 25
6 26
7 27
8 28
9 29
10 30

これによって,二つの異なるパラメータが入ったarrayを回してプログラムの引数にしたりなんかもできたりします. そしてここでちゃっかりプロセス置換というものを利用しています. このプロセス置換というものは,コマンドの書き込み先をそのままコマンドに渡せるという感じのものです. これの何が嬉しいのかというと,ファイルを作成しなくてもファイルを参照するようなコマンド(diffなど)に値を渡せます. diff <(hoge) <(hoge)などはよく使うので,覚えておくと良さげだと思います.

# echoで確認するとこんな感じになります
❯❯❯ echo <(echo hello)
/dev/fd/12

指定ディレクトリ内のファイルを回す

❯❯❯ ls dir
a.csv b.csv c.csv

# for
❯❯❯ for i in dir/*.csv ;do echo $i hello;done
dir/a.csv hello
dir/b.csv hello
dir/c.csv hello

# find while
❯❯❯ find dir -name "*.csv" | while read file ;do echo $file hello ;done
dir/a.csv hello
dir/c.csv hello
dir/b.csv hello

# find xargs
❯❯❯ find dir -name "*.csv" | xargs -I@ echo @ hello
dir/a.csv hello
dir/c.csv hello
dir/b.csv hello

好きなものを使えばいいと思っています. 個人的にはfind書いて,while readしていることが多い.

置換

sedコマンドをよく使います

❯❯❯ echo "hello\nworld\nsunday\nhello" | sed 's/he/hu/g' | sed 's/su/mo/g'
hullo
world
monday
hullo


## ファイルの中身を置換する
❯❯❯ cat test.csv
a
b
c
d
a
❯❯❯ sed -i -e 's/a/g/g' test.csv
❯❯❯ cat test.csv
g
b
c
d
g
❯❯❯ cat test.csv-e
a
b
c
d
a

sed -i <extension>と書くことで,書き換えを行う前のファイルのバックアップが取られます. その時のバックアップファイル名は,fileName + <extension>となります. 設定ファイルを少し書き換えたい時なんかは,結構便利です.

まとめ

とりあえず僕がよく使ってきたコマンドたちを紹介しました. この機会にぜひShellと戯れてくださいね.

おまけ

僕はターミナルで長いコマンドを打ったりするのですが,その時にはzshを利用しています. zshの良い点として,vim modeなるものがあります.(bashにもあるらしい) これはvimのようにノーマルモード,インサートモード,ヴィジュアルモードと切り替えができるだけでなく,アンドゥなどもできます. だからとりあえず少しミスっても安心感がでかく,ずっとShellで長いコマンドを書き続けられています.(それがいいのかは知らない) 皆さんも興味があればぜひ使ってみてください.

すごいHaskellたのしく学ぼう!を読みました.

すごいHaskellたのしく学ぼう!(通称:すごいH本)を読みました.ためになりすぎて,いろいろこれからの人生が楽しくなりそうだったので感想を書きます.

shop.ohmsha.co.jp

環境周りについては,こちらの記事を参考にしました.

qiita.com

Haskellという言語のシンプルさ

この本で出てくるHaskellのコードは,非常にシンプルで短いです. なので,読者の写経する心も折れない親切設計です. かつ基本的にファイルを作って,コンパイルして実行みたいなことをするのは8〜10章くらいだと思います. それ以外の章では,どこかのファイルに関数などの定義を書いて,それをREPL上にロードするだけで動きます. だからすぐに試せて,やってる感がでるので良いです.(ここ重要)

ちなみにロード方法は,REPL上で下のような感じに打つとロードできます.

*Main Lib> :l function.hs

関数型言語の特有の概念の習得

この本は,Haskellを学ぶのが主ですが,同時に関数型言語特有の概念も学べると思います. 特に僕が感動したのは, モナド です. このモナドとは,ある条件を満たしたもののことを指します. モナドは,Haskellの標準ライブラリとして提供されており,多くの種類があります. ざっくり言うと,与えられた型の文脈を損なうことなくいろいろできるすごいやつです. 正直,僕もまだぺーぺーなので,あまり詳しくは言えません.😇

まとめ

結構古い本ですが,今でもやはり関数型言語という概念を学ぶことには非常に新鮮味があり,みんなにお勧めできるぐらいにはすごかったです. Haskellを学びましたが,Scalaが書きたくなりました.(おいおい)

MiSTEL BAROCCO MD600を買いました.

👇のキーボードを買いました.

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買ったきっかけ

僕は普段使いとしてHHKBを利用しているのですが,ホームポジションFキーJキーの感覚が少し狭いと感じて来てしまいました. この問題の解決策として,分離式のキーボードを買えば良さそうと思いました. しかしamazonで分離式で検索するとあまり出てこなく,とりあえずすぐに目についたこれをお試し感覚で買いました.

初期設定

このキーボードは初期のままだとCapslockMacの左Ctrlの場所に配置されており,Macユーザ的にはつらみが激しいので設定を変更します.

こちらのブログを参考にして設定を行いました.

nillpo.hatenablog.com

一応書いて置くと,

  • FN + < or > or ?の三レイヤーがあり,好きなレイヤーを選択する.すると右下の二番目のランプが点灯すると思います.
  • FN + 右下Ctrlを押すと,三番目のランプが点灯します.
  • 上書きしたいキーを叩きます.(今回だとCaps
  • 変更後のキーを叩きます.(今回だと左下Ctrl
  • PNキーを押して変更を確定し,その後FN + Ctrlを押して三番目のランプを消して変更完了です.

打ち心地

今回,僕は青軸のキーボードを買ったのですが,なかなか軽い感じで打てて今のところは最高です. しかしながらスペースをだいぶ取っており,少し窮屈になった気がしています. 次は机をより良いものにする案件が生えて,人生はなかなか難しいです.

まとめ

キーボードは,本当にたくさん種類があり,今後もいろいろ試していきたいと思います. みなさんもぜひキーボードライフをエンジョイしてくださいね.